既にある程度成長しているタイへの株式投資はおすすめできる?人口動態も尻すぼみで中国への依存度の高い経済構造。

タイ株式投資

こんにちは!今回は東南アジアの大国であるタイについてみていきたいと思います。

東南アジアといえばシンガポールとマレーシアとベトナムとタイというイメージが強いと思います。実際私の総合商社時代もタイに派遣される同期は年に2人くらいはいました。

そんなタイの現状と今後の経済成長の見込みについて纏めていきたいと思います。

タイの概要

タイといえば、食事がおいしく、マッサージが安く、リゾートもあるとイメージです。

私も実際に旅行にいったことありますが、かなり活気づいていて「あーこの国発展するんだろうな」と実感しました。

 

【国土】
51万4000平方キロメートル (日本の1.4倍)

【人口】
6,600万人

【民族】
大多数がタイ族

【宗教】
仏教94%イスラム教5%

【経済成長率】
3.2% (2016年 あれ意外に小さいですね)

【一人あたりGDP】
6,000USD (中所得国の罠まである4000USD)

【失業率】
1.0% (もう完全雇用ですね)

【消費者物価】
0.1% (新興国にしては落ち着きすぎているような)

 

といった感じになっています。

経済の項目をみると分かるのですが、新興国の中では経済成長がゆったりとしている分類の国に入ると思います。では経済成長について詳しく見ていきましょう。

タイの経済成長率推移

現在は3.0%程度の緩やかな成長ですが、これが一過性なのかトレンドとして低いのかを見るために過去からの経済成長の推移を見ていきましょう。

タイの経済成長率

なんともボラティリティの高い成長率ですね。今後どうなっていくのかということについて見ていきたいと思います。

タイの人口動態

まずタイの人口動態です。以下の人口ピラミッドをご覧ください。

タイの人口ピラミッド

いままで見てきた他の新興国に比べて、高齢化が進んでいますね。労働人口もASEANで唯一既に下降基調となっています。

潜在成長率を構成する、人口、資本、成長率の人口が新興国であるにも関わらず、既にマイナスに寄与というのは、新興国投資の旨味が享受できないという状況であることを意味します。

然し、中国のように農村の余剰人口が都市の労働人口への転換が終わるルイスの転換点をむかえておらず、現在農村人口が40%を占めているので、まだこの農村人口の転換余地はあります。

タイの産業構造

では現在のタイのGDPの産業別構成を見ていきましょう。

タイの産業構造

意外にバランスの取れた産業構造だと思います。そして、この製造業ですが、外務省によると主要な輸出輸入製品は以下のようになっています。

【主要輸出品】コンピューター・自動車・機械器具・農作物
【主要輸入品】機械器具・原油・電子部品

つまり原料を輸入して、最終製品を組み立てているということですね。賃金が高くなってきた中国に代わって一部世界の工場としての役割を担いつつある段階であるということが分かります。

それでは貿易先を見ていきましょう。

 

【タイの輸出先】

タイの輸出先

【タイの輸入先】

タイの輸入先

 

意外にも輸入は日本がトップなんですね、自動車なんかの部品を日本から輸入してタイで組み立てて、海外に輸出しているということが読み取れます。

そして注目すべきなのは輸出の割合にしめるASEANと中国の割合の高さです。二つで40%ですね。

ASEAN自体が中国に大きな影響を受ける先なので、中国が倒れると共倒れになるという、ASEANにありがちな状況となっています。

 

 

政治の混乱

タイは2001年から首相を務めているタクシン首相の不正献金疑念や脱税疑念により2006年に退陣に追い込まれ、その後軍部によるクーデターが発生。

その後、タクシン派と反タクシン派で繰り返し闘争が繰り返され、頻繁な政権交代により政治的な混乱が続いております。

その結果として経済政策は変更や中断が目立ちタイ経済に影を落としています。

なんだか安倍政権樹立までの日本とにているような気がしますね。。政治が安定しない国には安定した投資資金が入ってこない為、なかなか成長しにくいのです。特に新興国においては顕著ですね。

タイの株式市場

では株式市場はどのような状況になっているのでしょうか。

以下サイトのタイの主要企業の株価、PER、配当利回を参考にしてみて下さい。
タイの株式市場

高くもなく安くもなくという水準ですね。PERも15倍から高い企業では70倍、配当性向もそこまで高くないというかんじですね。

経済成長率は新興国の中では低く、いままで書いてきたような貿易面での偏りや労働人口の減少、政治面でのごたごた等の問題点を加味するとこの水準だと私は手を出すのを控える水準だと思います。

意外に最初に抱いていた活気があり、どんどん成長していくというイメージとはかけ離れたものになりましたね。

おすすめの新興国株式市場

他の記事でもすすめているのですが、やはり色んな国の分析をすすめるにしたがって管理人にはイランの株式市場への投資の魅力が輝いて見えてきております。

タイに比べて、人口構造は労働人口が増加する形をしており、成長率は非常に高く2016年度世界一、産業構造も中東なのに資源に偏重しておりません。

更に何より魅力的なのは制裁の影響もあり、タイを含めて他の新興国市場よりも圧倒的に割安な株式市場です。主要銘柄でさえPERは4倍~6倍、配当利回りは15%以上のものがごろごろしています。

以下にイランの株式投資の魅力と注意しなければいけない点、投資する方法について纏めていますので参考にしてみて下さい!

イラン株に投資する際に抑えておきたい経済・財政的なリスクを押さえておく!中東最低の石油収入依存度と内需中心の成長が見込める。

 

フロンティア・キャピタル(Frontier Capital)の魅力やリスクを解説する~新進気鋭新興国ファンドを紐解く~
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魅力的な新興国投資で資産を大きくふやす!

 

2010年代新興国は成長し続けたにも関わらず、株価は低迷を続けました。結果として新興国株式は非常に割安な水準となっています。

投資で大きな資産を形成するためには時流を捉える必要があります。時期を捉えて魅力的な投資先に資産を投じることで大きな資産を形成することができます。

 

以下では新興国株式投資について研究している筆者の目線で魅力的なファンドをランキング形式でお伝えしています。資産を2020年台に大きく増やしたいという方は参考にしてみてください!

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