ロシア成立までと苦難の道のり!復活に向かっているロシア株式市場は検討余地あり?

ロシア成立までと苦難の道のり!復活に向かっているロシア株式市場は検討余地あり?

BRICSの3カ国目であるロシアについて特集していきます。ロシアといえば、プーチン大統領ですね。

 

BRICS

ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)、南アフリカ(South Africa)の5カ国の英語の頭文字を並べたもの。今後、著しい経済成長の発展が見込まれる新興国の代表国で、もともとはブラジル、ロシア、インド、中国の4カ国を表す造語として、2001年ゴールドマン・サックスによって「BRICs」と名付けられた。その後、南アフリカが加わり、複数形を表していた小文字の「s」が南アフリカを表す大文字の「S」となり、BRICS(新興5カ国)と称されるようになった。

野村証券

 

あの人の強面は鳥肌ものなのですが、彼のおかげで政治が安定しているともいえます。総合商社の為替トレーダー時代はロシアルーブル担当だったこともあり、割と馴染み深い国でもあります。

 

そもそも米国と並んで超大国だったソ連が何故今新興国?と思われている方もいらっしゃるとおもいますので、まず今回歴史を含めて解剖していきたいと思います。

 

ロシア成立の過程

私が生まれた後に成立したのが今のロシアで、それまでは特に1970年まではソビエト連邦としてアメリカに対して東西冷戦を行っていた超大国でした。

では何故、そんなソビエト連邦が瓦解したのかというということなのですが、まずソビエト連邦とは何だったのかということを説明したいと思います。

 

ソビエト連邦はロシア連邦を中心として、共産党によって統率された15の国々でした。それぞれの国は独立する権限を有していましたが、

各国の共産党支部にはロシア連邦から共産党員が派遣されていた為、事実上一つの国として保たれていました。

 

然し、東西冷戦により米国とソ連は軍拡を行い過ぎて、財政が圧迫されていたんですね。当然GDPがアメリカより相当低いソ連の打撃は相当なものでした。

当時米国の次のSGDPはソ連となっていました。

 

ソ連は毎年、嘘のGDPを発表しては米港を超えたと喧伝していましたが、実際はマイナス成長が続いていたのです。

実際に蓋をあけるとGDPは全然低くて日本が余裕の2位だったので、対GDP比の借金はえげつないレベルだったのでしょう。

正直中国や北朝鮮のような国家のGDPは信頼できるものではなく、今でもかなりかさましされたものであろうと思っています。

 

私が総合商社時代に中国の人民銀行の地方支部の人がきた際に、日本はどうやって貿易を統計しているのだ?あなた方は国に行った貿易を報告しているのか?

と聞かれた時は驚きました。報告しないで、どうやって統計をとるのだ、、と、、中国のGDPは鉛筆なめなめなのであろうと確信しています。

中国経済は崩壊間近?2021年からの暗い見通しー過剰投資・過剰債務・過剰労働力ー

 

話が逸れましたが、そんな状況だったのでゴルバチョフとクリントンが1989年に冷戦の終戦を宣言した時には、既に財政破綻状態で、ゴルバチョフがペレストロイカという社会主義体制の枠内の元での構造改革を実施しようとすると各地で大反発。

 

バルト三国のように独立する国もでてきて、共産党内の保守派といわれる人たちもクーデターを起こし、もはや共産党を維持すること自体が難しくなっていきました。

ゴルバチョフは共産党の解散を宣言して、共産党によって結ばれていた国々が各自で独立して今現在のロシア連邦となりました。

 

独立後のロシア連邦

新しく成立したロシア連邦は全く新しい国ではなく、ソ連の継承国家であると初代大統領のエリツインが宣言。

これによって、ソ連時代の債務を全て担うことになりました。

 

考えて見たら当たり前ですよね、今日本が財政苦しいので、国名変えて大和国にします。だから今までの借金はちゃらねなんて許されるはずがありません。

そして市場によってものの価格が決まる資本主義経済に移行し、旧ソ連から生産設備を買い取った企業の価格つり上げにより強烈なインフレが発生。

 

ロシア成立の翌年の1992年にはインフレ率が2500%つまり今100円のカプリコが2500円になりました。

莫大な借金を抱えた国の通貨の信用は低いですし、更に企業が価格を吊り上げたら大変なことになりますよね。

 

実際にそのころロシアに出張にいった経験があるという総合商社の大先輩は、町ではロシアルーブルでの支払いは受け付けてもらえず、米ドルでの決済を強いられたという話も聞きました。

因みに日本は国民によって国債が消化されているので、国の負債と国民の資産がバランスしているだけなので、諸外国からの信認は高く円の信用も高いのです。

 

このインフレは1995年まで続き物価は1991年当時の1000倍になり、ロシアルーブルの価値は紙くず同然となっていきました。そこで1995年にロシア政府はデノミを実施。

旧1000ルーブルを1ルーブルとすることにしました。これによって通貨に対する信認は失墜。誰も、ロシア国民でさえもルーブルを保有しなくなりました。

 

更に追い打ちをかけるように、原油価格の下落、アジア通貨危機が発生し、ロシアの資本はどんどん国外へ流出。ロシア国債、ロシア株、ルーブルのトリプル安が大幅に発生。

ロシアルーブルが減価すればドル建負債の金額が膨らみますし、ロシア国債でお金を調達する為には高い金利を設定せざるを得なくなりますよね。当然財政は悪化の一途を辿っていきました。

 

ついにロシア政府は1998年にデフォルトを宣言、国内の銀行預金を没収しました。これが悪名高い預金封鎖です。

日本でこのような深刻な事態が発生しうるのかということについて、以前纏めておりますので参考にしてみて下さい!

 

 

21世紀のロシア

このような非劇の1990年代を耐え忍び現在のプーチン大統領の治世になると、改革の成果と資源価格の高騰もあり7%程度の高成長を実現していきました。

 

しかし2000年代の後半以降は、リーマンショックやウクライナ情勢の悪化、シェールガスの台頭や中国の需要な減速もあり資源価格の急落を伴って成長率はマイナスに沈み、通貨ルーブルは再び半分程度に減価され、再び債務問題をこじらせかけましたが、今は漸く立ち直りつつあるという段階です。

 

何かと問題を拗らせながらもなんとか復活を遂げてきている現在のロシア経済について、次回紐解いていきたいと思います。

 

魅力的な新興国投資で資産を大きくふやす!

 

2010年代新興国は成長し続けたにも関わらず、株価は低迷を続けました。結果として新興国株式は非常に割安な水準となっています。

投資で大きな資産を形成するためには時流を捉える必要があります。時期を捉えて魅力的な投資先に資産を投じることで大きな資産を形成することができます。

 

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