資産5000万円でセミリタイア(早期リタイア)できるのか?セミリタイアの定義と資産運用の必要性を解説

資産5000万円でセミリタイア(早期リタイア)できるのか?セミリタイアの定義と資産運用の必要性を解説

資産5000万円といえば準富裕層と言える水準です。5200万世帯中、上位470万世帯つまり上位9%の水準となっています。

日本の純金融資産毎の世帯数

資産5000万円を構築された皆さんの中には、セミリタイアを視野に入れる方もいらっしゃるかと思います。

本日は、5000万円を築くことが出来た場合に、セミリタイア(早期リタイア)を行うことが出来るのかという点について紐解いていきたいと思います。

セミリタイア(早期リタイア)の定義とは?

まずはセミリタイアとはそもそもどのようなものなのかということについて定義していきたいと思います。

セミリタイアは定年退職(リタイア)する迄に、早期に会社を退職して好きなことをしながら悠々自適に生活することを指します。

 

60歳の定年まで、主に40代から50代に会社を辞めて少しは働いて収入を得ながら、自分の趣味等に打ち込む皆が憧れる生活というわけです。

私のもと所属していた総合商社でも50代にもなってくると早期リタイアする方が、続々とでてきています。近年急速に増えてきた生活スタイルであるということが出来るでしょう。

また、直近では30代中盤の筆者の同期も資産7000万円を構築して早期リタイアして配当生活を送っています。ただ、彼は子供もいるので実家の田舎に帰っており、家賃がかからないから実現可能という状態にあります。

早期リタイアに必要な資産の算定

まずは結局いくら必要なのかという点を考えていかないといけません。

60歳以降の老後に必要な資産

まずは60歳以降に発生する費用ですが、今後平均寿命が延び得ること、インフレが発生する確度が高いことから最低でも1.0億円が必要になってきます。1億円というのは年金をもらったとしても1億円が必要ということになります。

前提としては以下となります。

  • 持ち家ではなく夫婦で賃貸をする
  • 比較的多くの交際費を使うものとする
  • 100歳まで寿命を全うする

 

算定については総務省のデータを用いて以下で詳しくお伝えしていますので参考にしていただければと思います。

5,000万円あったら資産運用を行い老後の安定生活を目指そう! 5%から10%の運用で1億円を確実に築く方法とは?
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40代〜50代でリタイアする場合に必要となる資産

60歳から最低5000万円かかるのに、それ以前に退職してしまっては当然足りなくなるのは目に見えていますよね。

以下は平均的な勤労世帯の家計収支です。

勤労世帯の家計収支

年金や税金である非消費支出と消費資質を合計すると月間41.2万円となります。しかし、あくまでこれは全国平均です。各支出を金額毎に出すと以下の通りとなります。

 

税金・保険料 9.9万円
食費 7.4万円
住居 1.8万円
光熱・水道 2.1万円
家具・家事用品 1.1万円
被服費 1.3万円
医療費 1.2万円
交通・通信 4.9万円
教育 1.9万円
教養娯楽 3.1万円
その他(交際費等) 6.4万円

 

住居費だけでも子供二人都内にいると20万円は最低でも必要です。更に子供の教育費も1.9万円は正直少なすぎますね。

 

私の場合(妻と子供2人)ですと、40代は平均月60万(10年間で7200万円)、50代は子供が大学に進学するので月70万(10年間で8400万円)が必要であると考えています。

その為、40歳時点で早期リタイアする場合は2億600万円、50歳時点で早期リタイアする場合は1億3400万円が必要な計算になってきます。

不足分を埋める方法①:労働で稼ぐ-50歳早期退職金を貰うケース-

今までの理論で仮に早期リタイアする場合は資産が40歳時点の場合2億600万円、50歳時点で1億3400万円必要であると資産しました。

例えば50歳で辞めた場合ですと、会社にもよりますが早期退職一時金は60歳まで働いた場合よりも高い金額を貰える可能性が高く3000万円~4000万円程度貰える可能性があります。

その為、実際に必要な金額は1億円程度となります。

60歳までで稼ぎきるなら年1000万円、70歳までのらりくらりと稼ぐのであれば年500万円という金額を稼ぐ必要が出てきます。

この金額を労働だけで稼ぐのであれば、我慢してあと10年ほど働いたほうが良さそうですね。

不足分を埋める方法②:5000万円を資産運用で補う

次に折角5000万円というお金を持っているのだから、お金に働いてもらおうじゃないかという考えがよぎります。

5000万円を仮に10%程度で運用できた場合、毎年500万円の運用収益を獲得することが出来ます。

500万円の運用収益を確保することができれば、50歳時点でセミリタイアしたとしても70歳時点で目標を達成することが出来ます。

しかし、この運用のみで補う方法にも落とし穴があります。

運用のみで乗り切る落とし穴①:10%を継続しても運用資産総額が減少する

運用益で乗り切る場合、5000万円からの運用益を生活費に回します。そのため、毎年プラス10%の運用利益を出し続けたとしても50代のうちは運用資産額を取り崩す必要があります。

年700万円が必要となるとすると、仮に10%の運用を出したとしても▲200万円となります。

つまり、翌年には運用総額が4800万円になっています。10%を10年間出し続けたとしても運用総額は2000万円以下にまで減少してしまいます。

1年目:4800万円
2年目:4580万円
3年目:4338万円
4年目:4071万円
5年目:3778万円
6年目:3555万円
7年目:3210万円
8年目:2831万円
9年目:2414万円
10年目:1955万円

例えば3%の利回りしか出せなかった場合150万円しか運用益を生み出すことしかできません。利回りを再投資による複利効果を得ることができないばかりか、運用総額が加速度的に減少しているのです。

運用のみで乗り切る落とし穴②:マイナスの成績となれば深刻

先程は仮に10%で運用が出来た場合でも資産が60歳時点で半額になってしまいます。

しかし例えば、10%の運用損をだしてしまった場合、5000万円→4500万円になるばかりではなく生活費の700万円も取崩し、一年間で3800万円まで減少してしまうのです。

資産運用で早期リタイアをしようとするのは危険であるということが出来ます。

複利で資産運用を行う必要性

資産運用は資産を増やすのに非常に有用な選択となりますが、それは複利効果を味方につけることが重要な要因となります。

5000万円を運用して毎年10%運用したとしても毎年運用益500万円を引き出せば永遠に元本5000万円は増えていきません。

その為、いつまでたっても500万円しか受け取ることができないのです。更にマイナスの運用成績を出してしまえば、元本が減少するため受け取る運用益も少なくなってしまいます。

しかし、5000万円の10%の運用益を再投資して運用していけば資産は飛躍的に増加していきます。

5年目:8,052万円
8年目:1億717万円(2倍達成)
10年目:1億2968万円
15年目:2億886万円
20年目:3億3637万円

と加速していきます。

5000万円という資産の運用益を生活費にして回すことを考えるよりは暫く我慢して、複利で運用して確固たる資産を築いたほうが安全であるといえるでしょう。

下落リスクを極力おさえながら5000万円を安全に5%~10%を運用する方法について以前纏めておりますので参考にしてみて下さい!

まとめ

5000万円という資産で会社をやめてセミリタイアするのは労働収入や運用収入だけでは難しいことが分かる。

仮にセミリタイアするのであれば、運用益と労働収入を組み合わせることにより可能になるが、5000万円を複利で運用することによって安全な1億円以上の資産を形成してから堂々とリタイアする方が安全であると思います。

現在5000万円未満の資産という方は、以下の記事も参考にしてみて下さい!

 

>>>資産別おすすめ運用方法の記事

 

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